猫がいる家の掃除機について

もふもふ系の動物が家にいる家庭ではまず間違いなく問題になる毛の問題。悩んでいる人も多いはず。うちでもあまりのゴミの溜まりようにちょっと悩んでいたのですがやっと解決したので過程を書いてみたいと思います。

目次

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サイクロン?紙パック?

まず掃除機を買おうと思って悩むのがこのビッグ2。やっぱり紙パックを長年使っていて、どうしても吸引力が弱かったりして買い替えを考えるはず。となると、大体どこのおうちでも候補に上がるのは「ダイソン」ではないでしょうか?吸引力の変わらないただ一つの掃除機ですもんね。高いけど、イギリスのすごい掃除機だしさぞかし素晴らしいに違いないと。 もちろんうちでも色々調べたのですが、評判としては以下の様な感じです。 良い所

  • 吸引力が衰えない
  • ゴミが見えるので掃除した感がある

不満な所

  • 吸引力が弱い
  • ゴミ捨てが面倒
  • 音がうるさい
  • 高い

やっぱりゴミを捨てるのは面倒ですよね。細かいゴミもたまる分、捨てるときに舞い上がってしまうのが最大の難点。身体にも猫にも良くない気がします。そう、我が家ではすでにサイクロン掃除機を使っているのですが、これにかなり不満があったので今回掃除機を買い換えようとしたわけ。

でもやっぱりダイソンはサイクロンでも別格と思い、色々調べてみましたが、所詮はサイクロン。ゴミを捨てるときの面倒さはどれも同じです。あと、吸引力は「衰えない」だけであって、決して強くはないようです。実際、吸い込み仕事率は170W程度のダイソンに対して、国産紙パックは500〜600Wとなっており、吸引力の絶対的な強さでは国産掃除機の方が良いみたいです。

サイクロンでも吸引力は落ちてきます。 その辺を舞ってる細かいゴミが、ちょっと遠心力を加えたぐらいでうまく空気と分離するとか都合のいい話なんてあるわけなく、サイクロン掃除機のフィルタにはゴミが溜まります。しかも、安いやつほどフィルタに溜まる。もうサイクロンなんて発生してなくてただフィルタで捕まえてるだけだろと思うぐらいフィルタに溜まります。 日立の中途半端なサイクロン掃除機(と謳っているもの)はまさにこれで、掃除が死ぬほど大変なので絶対買ってはいけません。国産サイクロンだとシャープが評判がいいようです。ゴミを圧縮する機能もあるので、塵の舞い上がりもだいぶ抑えられるのかもしれません。詳しくは知りませんが。

何より、ゴミ溜めを開けて処理するのがサイクロンの最大の欠点。猫がなぶり殺したゴキブリとか、まだ生きてるゴキブリとかそういう虫達、せっかく吸い込んだのにまた捨てるときに再会するのはいかんともしがたい苦痛です。

紙パック式って古くない?

紙パック式の掃除機って前世代の古臭いイメージがありませんか?なんとなくサイクロンの方が最新式で優れているというイメージが有ると思います。きっとダイソンのCMのせいです(笑)。実は紙パック式の掃除機もメーカーによってはすごく進化していて、吸引力が衰えない仕組みとか、その他色々な機能が追加された新機種が出ているんです。

紙パック式のメリット・デメリット

なんといっても紙パックを使うということがメリットでもありデメリットでもあります。
良い所

  • 溜まったゴミの処理が楽
  • 紙パックの容量がサイクロンのゴミ溜めよりも容量が多いので頻繁に捨てなくて良い
  • 吸ったゴミを見なくて済む

不満な所

  • 紙パックのコストがかかる
  • ゴミが溜まってくると吸引力が落ちてくる
  • 排気が臭い

ランニングコストについては、純正パックが3枚1000円とかなので、楽さを取ってあまり気にしないというのはできますが、排気が臭いのは痛いですね…空気とゴミを分離するサイクロンと比較して、ゴミ溜めをもろに空気が通過して排出される紙パック式掃除機は臭くなるのが当たり前。

ただ、最近の紙パック式の高級機は排気臭を軽減するための機能が追加されていたりするのでよほど神経質じゃない限り気にしなくてよい気もします。 猫の換毛期などは絶対的なゴミの量が増えることもあり、コストパフォーマンスはサイクロンよりは悪いのは仕方ないと思います。

紙パック式掃除機のおすすめは?

さすがに掃除機に5万も6万も出したくないので、予算を2〜3万で絞るとこんな感じになります。 価格.comの掃除機候補リスト

日立、東芝、パナソニック、三菱って感じですね。シャープはなんとサイクロンに注力しすぎて紙パックはハイグレードタイプはありません。プラズマクラスターでパック内を脱臭したらいい気がするのですが、残念です。 この中で注目したのは三菱の雷神Panasonicの紙パック掃除機です。なんでこの2つなのかというと、他の日立と東芝にはやる気が感じられなかったからです。特殊機能とかあまり無く、ただ吸い込むだけ。まぁ掃除機なんでそれでいいのですが、なんかつまらないですよね。

というわけで雷神、これは何より紙パックの容量が2.4リットルと他の機種の1.4〜1.7リットルよりも大容量なんです。なので、頻繁にゴミを捨てなくてよい。もちろん、吸引力が衰えないように配慮はされているようです。猫さんや犬さんの多頭飼いをしていて換毛期に地獄が発生するお宅ではこれを優先して考えるといいかもしれません。

パナソニックの方は、ゴミセンサーが付いています。今吸い込んでいる空気の中にどれぐらいゴミが含まれているかセンサーで計ってくれて、LEDの点滅で教えてくれます。こいつの評判が結構よくて、掃除が楽しいとか、前よりもきちんとかけられるようになったというレビューがとても多いです。さらに、このセンサーの計測値に応じてモーターの回転数が変わるので、綺麗なところでは弱く、汚いところでは強くモーターが回ります。 雷神の大容量パックも気になりますが、ガジェット好きとしてはたまらないセンサー機能に惹かれて、Panasonicの方を我が家では購入しました。 掃除機のレビューについては、また別の機会にしたいと思います。

追記
Panasonicの新しい紙パック掃除機が発売されています。コンパクトでゴミセンサーなどはそのまま、かなり軽量なようで気になります。

ネコとルンバ

ところで、ネコと掃除機の歴史において欠かせないのがルンバです。
我が家でも古いタイプですがルンバを導入していますので、使い方などをご紹介。便利ですよ!

良いところ
・勝手にかけてくれる
・猫砂がよく取れる
・意外と広い範囲を掃除できる

悪いところ
・結構な頻度でゴミを捨てないといけない
・ブラシやシャフトの掃除が必要
・ネコがビビる
・吸い込みは甘い
・部屋を綺麗にしておかないといけない
・戸建てだと掃除できる範囲が狭いかも

こんなところでしょうか。実は大粒の猫砂って掃除機からすると苦手なんですよね。ヘッド内に詰まったり、そもそも大粒過ぎて引っかかったりと大変。その点ルンバは床面とのクリアランスが大きいのでわりと大粒の猫砂でも巻き込んで、ブラシで巻き上げることが出来るみたい。常に散らかってしまう猫砂を綺麗に出来るのはいいところです。また、古いルンバでも意外と広いスペースを掃除できるもので、うちはリビングと廊下、トイレ、洗面室、キッチンを掃除してますが、なかなかちゃんと綺麗になります。

ゴミ捨てはやっぱり細かいホコリが舞いますし、あまりやりたくないものですが、猫砂や毛のかたまりなどを吸わせると、うちでは2回に1回はゴミを捨てないといっぱいになってしまいます。ゴミが貯まると効率も悪くなるので、換毛期などは1ターン回すごとに1回は捨てたほうが良いでしょうね。また、ブラシやブラシのシャフトに猫の毛が絡まって動きが悪くなることが結構あります。これは仕方ないのでマメに掃除してあげる必要があります。

かなり便利なルンバですが、人間の掃除を代替できるかというとどうしても角が甘くなったり、そもそもここ掃除してないだろって場所ができたりするのは仕方ないので、たまには人間も掃除しましょう。共働きで掃除機をかける暇がない!なんて家庭にはおすすめです。

結構ハイエンド製品もあり、高い奴はブラシレスでメンテナンスが楽そうですがかなり高いので、600シリーズでも満足できる気がします。
→うちのルンバを最新のe5に買い替えました。上位機種の毛の絡まないゴムブラシがついて54,000円ぐらいと非常にお安くなっています。今なら在庫の691シリーズも残っているようで、こっちもブラシは変わらないようですが、e5は若干のアップデートがあるようなのでちょっと高くても新しい方をと思い購入。実際、最大のアップデートであるバッテリー持続時間の60分→90分ですが部屋がそんなに広くなければ早く終わってしまうのであまり関係なさそう。ただ、リチウムイオンバッテリーは使い切らない方が長持ちするようなのでバッテリー容量が大きいに越したことはなさそうです。


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ハンディクリーナーについて

最近スティック型のハンディワイヤレスクリーナーが流行っているのでうちでも購入してみました。ダイソンは5万とか狂った値段なのでマキタか日立工機です。


猫のいる家は断然日立工機がおすすめです。なぜならマキタが紙パック式なのと比べて、日立工機は集塵ビンに溜まってくスタイルなので、気兼ねなく猫砂などが吸い込めるところですね。充電も30分程度で終わり、15分ぐらい使用できます。吸引力は弱いですがさっと出して掃除する分には問題ありません。

マキタも紙パックを使わないタイプが出ているのでどっちでもあまり変わらないかもしれません。

ハンディクリーナーはとても便利なのですが、デカい猫砂が吸えない(ヘッドと床のクリアランスが少なくて引っかかる)ところが×ですねー。ダイソンの6万ぐらいのやつについてるヘッドならいける気がしますが、ハンディクリーナーごときに6万円も出せないので我慢です。ちなみに、ちょっと浮かしたら普通に大きめの猫砂でも吸えるので問題ありません。

ちなみに、ややこしいのですが日立工機のクリーナーにマキタのフィルタが使えます。純正フィルタよりもお手入れ簡単なのでおすすめです。

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